若手研究者による教養講座
『文化・芸術 ビギナーズラボ』
週末の夜にワンコインで受講できる教養講座を開講します。
今回は分野の異なる3人の若手研究者が「江戸時代の日本文化」をテーマにお話しします。
この機会に新しい知識の扉を開きましょう。
【開催日時】
第1回10月20日(金)
第2回11月18日(土)
第3回12月9日(土)
いずれも19:00~20:00(18:30より受付開始・開場)
【会場】3階大会議室
開催日・テーマ・講師・内容
●第1回 2023年10月20日(金)
日本酒の味を読み解く―文学作品の表現をめぐって―
講師:大関綾(大谷大学 文学部 助教)
内容:現在でも使われる、日本酒の甘い、辛いという表現。江戸時代の文学作品中にも「飲み手」側の記述としても多く記されています。そもそも、その表現が意図する「味」はどのようなものだったのでしょうか。お酒を飲む人たちが記した、さまざまな文学作品の記述を追いながら、日本酒の味がどのように表現されていたのかを読み解いていきましょう。
●第2回 2023年11月18日(土)
浮世絵から見る歌舞伎の世界
講師:戸塚史織(日本学術振興会特別研究員・立命館大学大学院 文学研究科 博士後期課程)
内容:400年以上の歴史を持つ歌舞伎の特徴の一つは、ユニークな演出にあります。役者の豪華な衣装やメイク、特殊な舞台装置や「型」と呼ばれる演技のパターン。これらの魅力的な演出は、長い歴史の中で常に新たな観客に感動を与えるために改良され、進化してきました。そんな歌舞伎の演出を知る手がかりとなるのが、役者絵です。これは歌舞伎役者の姿を描いた浮世絵の一ジャンルで、浮世絵の半分以上は役者絵であったともされています。当時の人々が愛した役者絵を手がかりに、目にも楽しい歌舞伎の世界を共に読み解いてみましょう。
●第3回 2023年12月9日(土)
花結びを紐解く―誰がどのように伝えてきたか―
講師:矢島由佳(大阪大学大学院 文学研究科 博士後期課程)
内容:花結びは、よく平安時代の上流階級の女性の教養、また日本の伝統文化の一つとして紹介され、現在でもカルチャースクールで花結びの結び方を知ることはできます。しかし、花結びの歴史や技能の伝承過程については、あまり知られていません。一体誰がどのように現代まで花結びを伝えてきたのでしょうか? 本講座で、江戸時代から現代までの史料を読み解き、実際に花結びを手にして眺めながら、花結びの伝承について一緒に考えてみましょう。
受講料 各回500円(税込)
※定員:各回36名。
※定員に達した場合、当日の参加受付はいたしません。
※未就学児の入場は不可。
お申込み方法 好評受付中!
東リ いたみホール
●2階事務所窓口来館
●電話予約(TEL.072-778-8788)
〈受付時間9:00~21:30〉
〈火曜休館。火曜祝休日の場合は翌平日休館〉
●メール予約 itamihall@itami-cs.or.jp
件名に「ビギナーズラボ申込」、本文に「氏名」「電話番号」「受講希望日」を明記の上お送りください。
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