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グランドピアノのオーバーホール

2024.01.13

みなさんこんにちは。伊丹アイフォニックホールです。

伊丹アイフォニックホールにはなくてはならない存在のグランドピアノ。メインホールでは、「ヤマハCF3」と「スタインウェイD型」の2種のグランドピアノを開館当初から所有しており、どちらもたくさんのお客様に使用していただいております。

このうちの1つ、ヤマハのグランドピアノが、1/12からオーバーホールのため工房へ一時預けることになりました。「オーバーホール」とは、ピアノ本体を分解して、部品の交換やキズの修補などを行い、ピアノの状態を改善するための大掛かりな作業です。そのため、作業は3月頃までと、長期の期間となります。

 

「あんなに大きなピアノ、どうやって運び出すんだろう?」という疑問があるかもしれません。

メインホールを使用したことがある方はご存知かもしれませんが、実はメインホールの舞台の下には「セリ」という大きな物を搬入出するための、エレベーターのような機械があります。そこには2台のピアノを保管しているピアノ庫があり、そこからピアノを出し、1Fの搬入口へ出ることができるのです。

ちなみに、ピアノは温度や湿度によって状態が変わる繊細な楽器のため、このピアノ庫では常時空調による温湿度管理が行われています。

1Fに下りてきたら、搬入庫前のスペースで、ピアノ専門の運搬業者さんがピアノの状態をチェックして、専用の緩衝材などを巻き、梱包してくださいます。

ピアノの足を外せる状態にしたら、側面に板を取り付け、ピアノを垂直に立ててトラックに積み込まれていきました。

生まれ変わった姿で帰ってくるのが楽しみですね。

当面の間、ヤマハのグランドピアノは使用できなくなりご迷惑をおかけしますが、ご協力のほどお願いいたします。

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