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「伊丹 オータムロビーコンサート──晩秋のヴィオラ」を開催しました

2025.12.27

こんにちは、東リ いたみホールです。

2025年11月16日(日)、令和7年度エントランスホール活用事業「伊丹 オータムロビーコンサート──晩秋のヴィオラ」を開催しました。

突然ですが、皆さん「ヴィオラ」という楽器をご存じですか?
見た目はヴァイオリンにそっくり、でもヴァイオリンよりも少し大きな弦楽器です。
渋く柔らかな音色が特徴で、一説には人の声に最も近い音域をもつのだとか。
オーケストラや弦楽アンサンブルでは「縁の下の力持ち」として、演奏をしっかり支えています。

今回のロビーコンサートでは、ヴィオラ奏者の増田佳子(ますだ・かこ)さんとピアニストの中まゆり(なか・まゆり)さんに、耳なじみのある名曲の数々を演奏していただきました。

 

△増田佳子さん(ヴィオラ)  



△中まゆりさん(ピアノ)

今回は、ガラス面が開放的な東リ いたみホール1階のエントランスホールの活用として、
通りがかりの方もお越しいただけるような、気軽に音楽を楽しめるロビーコンサートを企画しました。

 

18時半に開場すると、夜の冷え込みにもかかわらずお客様が続々と…!
たくさん用意した椅子も、あっという間に埋まってしまいました。
お客様の大きな拍手に迎えられ、いよいよコンサート開演です。

演奏していただいた曲は、
ロルフ・ラヴランド 《You Raise Me up》や、ジェームズ・ホーナー 《If We Hold on Together》などヴィオラの芳醇な音色が映える洋楽から、
クロード=ミシェル・シェーンベルク 《夢やぶれて》などの有名ミュージカル曲、
アストル・ピアソラ 《リベルタンゴ》、マトス・ロドリゲス 《ラ・クンパルシータ》といった情熱的なタンゴまで、とてもバラエティ豊か!
なじみのあるメロディも、ヴィオラの演奏で聞くととても新鮮に感じました。

 

コンサートでは、増田さんによるヴィオラの解説もありました。
ヴィオラの大きさは、それぞれのヴィオラによって約38㎝~42㎝とかなり幅があるそうで、
今回使用したのは大きさ約40㎝、フランス製のヴィオラとのこと。
大きさ以外にも製造国で音色が違うそうで、ほかのヴィオラの音も聞いてみたくなりますね!

そしてピアニストの中さんによるソロ演奏もありました。
ピアノソロ曲は、ショパン 《ワルツ7番嬰ハ短調 Op.64-2》。
明るい笑顔でのトークから一転、演奏ではショパンのワルツのしっとりとしたメロディを聴かせてくださいました。

コンサートは早くも終演時刻。
最後の演奏が終わった後、お客様の拍手はアンコールリクエストの手拍子に。
お二人もリクエストに応えて、アンコールを演奏してくださいました。

アンコール曲はなんと 中村八大 《笑点のテーマ》。
公演日が日曜だからと選曲してくださいました。
意外な選曲に会場も一気に和やかな雰囲気に。

日曜日の「笑点」のように、笑顔はじけるコンサートとなりました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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