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さらに、伊丹市昆虫館の角正学芸員が、令和6年度博物館活動奨励賞を受賞!

2025.06.13

令和6年11月27日に長野県松本市で開催された第72回全国博物館大会において、伊丹市昆虫館の角正美雪学芸員が令和6年博物館活動奨励賞を受賞いたしました!

この博物館活動奨励賞は、博物館関係者の資質の向上と意識の高揚を図るため、公益財団法人日本博物館協会が毎年、有識者による選考委員会を組織し、「博物館研究」掲載原稿の中から選ばれた優秀な報告レポートに対し贈られるものです。

角正学芸員においては、博物館研究令和5年7月号(Vol.58 No.7)の特集「博物館とトイレ」に「伊丹市昆虫館におけるトイレを使った展示の一例」と題し、むしのうんこ展など、フンをテーマにした展示の中で「トイレ」を展示テーマを際立たせるアイテムとして、そのアイデアと成果を述べました。

具体的な選考理由としては、ミニチュア式洋便器にフンを入れ透明アクリル板を密着してフタにし、トイレットペーパーとホルダーを模した引き出しの解説、コロナ禍下での「さわらない体験型展示」として足踏み式ゴミ箱を改造した開閉式便器による展示具など、展示テーマを際立たせる斬新な発想と実践が、小規模館の展示において新鮮な発想をもたらすと今後を期待されました。

角正学芸員コメント:とても栄誉ある賞を賜り、関わってくださった皆様に御礼を申し上げます。今後も虫と人をつなぐおもしろい展示を考え、来館者のみなさまに楽しんでいただけるよう頑張ります。

▲授賞式の様子

▲表彰状

▲企画展「むしのうんこ展」展示室の入り口

▲「さわらない体験型展示」という切り口で開発した、足踏み式開閉便器模型

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