「鳴く虫と郷町」スズムシのケースづくりの会
2024.09.14
秋だ!伊丹だ!鳴く虫だ!
ということで、今年も「鳴く虫と郷町」の季節がやってまいりました。
この時期伊丹では、街なかに虫の鳴き声が響き、みんなが虫と絡んでなんやかや楽しいことをしています。
その始まりは毎年「鈴虫のケースづくりの会」から。
1年前の「鳴く虫と郷町」で里親に預けられ成長した鈴虫たちが、今年の仕事のために集まってきます。
この子たちを商店街や街なかのお店や施設に配するべく、集合したみんなで鈴虫のケースをつくるのがこのイベント。
この日集まったメンバーは、約30人。
毎年このイベントに気合を入れて参加してくれる少年や、メスの見分け方を詳しくわかりやすく説明してくれる女の子。
里親としても鈴虫を育ててくれたご家族、今回初参戦で虫も初めて触るよっていう子、そして鳴く虫と郷町実行委員会の会長さんも来てくれました。
昆虫館の学芸員から、鈴虫の快適居住空間をつくるにあたって、
☆オスとメスの見分け方
★今日作るケースの数(105個!)
☆土は深さ3センチ以上
★オスメスはそれぞれ6匹ずつ入れる事
☆まだ小さいオスは沢山入れないこと(期間中に鳴かないままだと寂しいので)
★鈴虫は雑食なので、ごはんはなすと人参とニボシを入れてあげること
☆隠れられるように炭もセットしてあげること
など、大切なことを教えてもらい、早速ケースづくりスタート!
常連の少年は超高速オスメス仕分けの匠と化して、ここはサーキット場か!?と思うほどの速さで大量のケースを仕上げていきます。
最初は怖がって虫に触れなかった女の子も、お母さんが優しく手のひらに乗せてあげると、虫が歩く感触が可愛かったのか一気に虫との距離を縮め、最後には自分でケースに入れられるようになっていました。
最後の門番の昆虫館学芸員さんのオスメス比率&元気度チェックを受けて、OKが出るとケースは完成です。
105個なんて大変!と思われたケースづくりも気が付けばあっという間に積み上がり、出来上がりました!
最後はみなさんで鈴虫ケースと一緒に記念撮影。
この鈴虫たちが今、街のあちこちで美声を響かせていますので、ぜひ耳を澄ませてみてくださいね。
鳴く虫と郷町は9月15日(日)まで開催中。詳しくはこちらhttps://nakumushi.com/
そして9月16日(月祝)には「スズムシ里親プロジェクト」を開催します。
スズムシの里親になりたいなと思われた方、お申し込みお待ちしています。
この子たちが来年の「鳴く虫と郷町」を輝かせます。
申込先:伊丹市昆虫館(072-785-3582)
定員:先着100名(1世帯1組)※定員に達し次第募集終了
※ご参加の方から写真掲載許可、いただいています。