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ITAMIクリスマスロビーコンサート(令和6年度県内芸術家ロビーコンサート)

2025.02.08

こんにちは、東リ いたみホールです。

 

2024年12月19日(木)、令和6年度県内芸術家ロビーコンサート「ITAMIクリスマスロビーコンサート」を開催しました。
今回のコンサートでは、ハープ奏者の小原彩乃(おはら・あやの)さんに、冬ならでは、ハープならではの曲を演奏していただきました。

↑ハープ奏者・小原彩乃さん

 

コンサートの会場は、いたみホール1階のエントランスホール。
いたみホールの特徴であるガラス面からコンサートの様子が見えるように、会場を設えました。

出演者の小原さんも到着し、リハーサルが始まりました。

ハープの柔らかくて優しい音色がいたみホールのエントランスに響き渡ります。
優雅な音色にスタッフもうっとり…!
本番に向けて、期待が高まります。

 

18時半に開場すると、お客様が続々と来られました。
急遽増席するも、座席はすぐに満員に。
お客様のわくわく感が会場にみなぎるなか、いよいよ開演です。

演奏していただいたのは、
ヘンデル 《ハープ協奏曲 変ロ長調》より第一楽章、
ドビュッシー 《アラベスク第1番》、
フォーレ 《即興曲 Op.86》
といった、ハープの響きを存分に味わえるクラシック曲の数々。
特に、フォーレの即興曲はハープ演奏の難しさ、奥深さが凝縮された大曲なんだそう。

12月ならではのクリスマスキャロルも2曲演奏していただきました。

冬の街灯りをバックに、美しい音色が流れます。

演奏の間には、ハープについての解説もお話しいただきました。

優雅な演奏から一転、親しみやすい雰囲気で分かりやすくお話しくださり、会場からは笑い声も。
「ハープの弦の数を一発で覚えられる覚え方を紹介します!」

都道府県と同じ、47です!

・・・すごい!これはスタッフもすぐに覚えられました!

ほかにも、グランドハープはペダルで音を調節していてピアノとほぼ同じ音域で演奏できること、
1本の弦で3つの音が出せること、
優雅に見えるグランドハープも高さは180㎝、重さはなんと43㎏もあり、抱えるだけでも大変な楽器であることなど、
ハープにまつわることをたくさん教えていただきました。

 

そして、上演時間の30分はあっという間に過ぎ、早くもアンコール。
アンコール曲は コナント 《バロックフラメンコ》 です。

これまでの演奏とは全然ちがう、スピード感ある情熱的な響きに圧倒!
ハープの胴体部分を手でたたく演奏もフラメンコダンサーのステップを思わせます。
優雅なだけではない、ハープのカッコよさも垣間見ることができました。
出演してくださった小原彩乃さん、本当にありがとうございました。

 

憧れはありつつも、直接聴く機会は結構少ない、ハープ独奏のコンサート。
柔らかくて美しいハープの音色が心まで温めてくれる、そんな冬の夜となりました♪

 

※「県内芸術家ロビーコンサート」とは、県民に身近な場所で芸術文化の鑑賞に親しむ機会と、新進・若手アーティストの発表の場の拡大を図ることを目的として、
公益財団法人兵庫県芸術文化協会が経費の一部を負担して実施するものです。

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