伊丹市立文化会館「いたみホール」は、建築構想時より、通り抜けできる共有空間(エントランスロビーなど)を持たせることで、会館自体を活性させ、ただの建築物にとどまらない活力あふれた建物になるように積極的に考えてきました。今回は、紙漉の手法により表現活動をつづける美術作家扇千花とともに、和紙による造形を制作し、エントランスロビーを美しくも不思議な空間に一変させるプロジェクトを行います。扇千花の表現は単体で作品を見せるのではなく、展示空間自体を作品にするインスタレーションと呼ばれます。このワークショップでは、扇千花の作品をベースにひとりひとりが紙漉の技法でつくった”かたち”をあわせて、全員でひとつのユニークな空間をつくります。それは美術をきっかけにした個性と個性のコミュニケーション。新しいものの見方や考え方がうまれるいきいきとした時空間です。 |
filled with light,water in the air 1995 国立国際美術館・大阪 写真:小林ゆう |
■ 展示期間: | 2001年8月22日(水曜日)〜30日(木曜日)
*28日(火曜日)は休館日です。
9時〜21時30分 |
■ 展示場所: | 伊丹市立文化会館「いたみホール」 エントランスロビー |
■ 入場: | 無料 どなたでもご自由にご覧下さい。 |
扇千花とワークショップ参加者による インスタレーションを鑑賞できます。 |