アイホールとは

「演劇ホール」を冠する、
公立の小劇場として

アイホールとは

国鉄伊丹駅前地区再開発事業の一環として、アイホールは昭和63年(1988年)に現代演劇を事業の柱とするユニークな公共ホールとしてオープンしました。

19m四方の何もない空間は35ブロックに区切られ舞台と客席を自由にレイアウトでき、さまざまな表現に対応できるホールとして、関西の演劇・ダンスシーンを担う屈指の小劇場として認知されました。

開館当初より市民の表現活動を支援する事業を手掛け、演劇学校をはじめダンスワークショップや戯曲講座などさまざまな普及事業を実施し、あわせて、中高生演劇フェスティバルや子どもを対象とした事業を充実させていきました。以降、市民向けワークショップやシニアのための朗読講座など、あらゆる層に対してさまざまな事業を展開してきました。関西の小劇場演劇、コンテンポラリーダンスの拠点として、地元をはじめ関西全体の芸術文化振興に多大な貢献を行ったことが認められ、平成16年度第1回JAFRAアワード(総務大臣賞)を受賞。また平成26年度文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞する等、全国的にも高い評価を得ました。

アイホールイラスト展開図

文・イラスト:長谷川義史
「アイホール5周年記念誌〜出逢いの劇場」(1994年3月31日発行)より